去る8月21日、東京国立博物館でのエディタソンに参加してきました。今回も会場のキャパシティーの関係で、クローズドな形態での開催となります。
この日も相変わらず暑い日でしたが、今回も余裕をもって早めに参加しました。ただし、少々余裕を持ち過ぎたようで、最寄り駅である鶯谷駅には9時ちょっと過ぎに着いてしまいました。で、時間つぶしを兼ねて駅の南口から言問通り(トーハクとは反対側です)付近まで歩いてみると、ちょっといい感じのお店がいくつか目に入りました。
(お昼に来るにはちょっと遠いかな、惜しいけど)と思いつつ引き返し、新坂(結構急で長い)を上ってからトーハクの敷地をぐるりと回りこむように歩きました。(今この記事を書くために検索してみたら、トーハクのインフォメーション近くに「ポケふた」があったのね…しかも描かれているのは「ドーミラー」と「ヤジロン」、いろいろな意味で納得のチョイスです、なるほど…)
集合場所となるトーハク西門(資料室)までもう少しのところで、後ろから「スワニーさん」と呼び声が。やはりN氏(日本語版Wikipedia執筆者のなかでも傑出したあのお方)でした。その他の参加者さんも以前お目にかかった経験のある方が多かったです。さらに、今回は博物館の「インターンシップ生」(いろいろな学校から来ている模様)が7名参加していました。
ここで当日のおおよそのタイムテーブルを紹介します。
9時50分 集合
10時- 概要説明
10時15分- 資料館の使い方レクチャー
10時30分- 展示観覧についてのご注意
10時40分- 展示の見学
12時 一度集合
12時-13時 各自で昼食
13時-16時 編集作業
16時-16時30分 発表と講評
今回、私は「河童形土偶」を題材に選びました。昨年のブログエントリをお読みになった方はお分かりかと思いますが、すでにこのときから(執筆しよう)と決めていた題材です。ただし、今年はなぜか土偶展示に肝心の「河童形土偶」が見当たらず…いささか力が抜けました。昨年は「みみずく土偶」(トーハクで一番のお気に入りとなりました)のそばに結構目立つ形で「いた」のに)。
「河童形土偶」は、出土時の状況が細かく判明している稀有な例である上に、保存状態もかなり良好な逸品です。ただし、昨年と一昨年に手がけた山形土偶とみみずく土偶に比べると資料が少ないきらいが。で、今回は「トーハクの河童形土偶」にフォーカスして記事を執筆しました。
今回は前回・前々回と違い、前日までにあらかた記事を書きあげていましたが、「もう一押し」資料がほしいな、と思っていました。試しに資料室のOPACにて検索してみたところ、「糸魚川市教育委員会編集・発行『国指定史跡 長者ヶ原遺跡 7次調査概報』1993年」と「藤田亮策・清水潤三『長者ヶ原』糸魚川市教育委員会、1964年」がヒットしました。(特に後者は、発見者の談話などがいくつかの資料に「孫引き」されていました。「孫引き」だらけはちょっと…と思っていたのでまさに「渡りに船」でした)請求してみたところ、いくらも待たずに資料の出納が完了しました。
お借りした資料を使って記事のブラッシュアップは完了したものの、別の問題が。…会場のWi-Fiに繋がりません…。何度トライしても弾かれてしまうため、自前のスマホでテザリングを、と思ったら、こちらも「スカ」です。(御助力をいただき、無事に記事投稿にこぎつけることができました)
記事の完成形はこちらです。
[[河童形土偶]]
今回も昨年、一昨年に続いて実り多く有意義な時間を過ごすことができました。改めて感謝いたします。ちなみに、帰宅後気づいたことですが、メールボックスに「インターネット接続登録認証メール」がはじき出された回数分届いていました;;
プロジェクト:アウトリーチ/GLAM/ウィキマニア2024東京
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