
振付・台本 ローラン・プティ
衣装 イヴ・サン=ローラン
音楽 モーリス・ジャール
装置 ルネ・アリオ
原作 ヴィクトル・ユーゴー
振付スーパーバイザー ルイジ・ボニーノ
照明デザイン、技術監修 ジャン=ミシェル・デジレ
指揮 デヴィッド・ガルフォース
演奏 東京オーケストラMIRAI
主なキャスト
カジモド:ステファン・ビュリオン(パリ・オペラ座バレエ団 エトワール)
エスメラルダ:スザンナ・サルヴィ(ローマ歌劇場バレエ団 エトワール)
フロロ:ラグワスレン・オトゴンニャム
フェビュス:アルマン・ウラーゾフ(国立アスタナ・オペラ・バレエ団 プリンシパル・ダンサー)
前回はコロナの影響で直前に公演中止の憂き目に遭ったため、本当に待望の鑑賞となりました。ゲットできた席がまさかまさかの最前列^^; 舞台袖に出入りする(どこかで何度も見た顔の)外国のお方が気になりましたが、案の定ルイジ・ボニーノ氏でした。
今回はゲストの件でひと騒動ありましたが、そんなことはもうどうでもいいくらい素晴らしい舞台でした。ゲストのお二人はもちろん素晴らしいですが、フロロ役のオトゴンニャムさんがよかったです。鋭い動きとともに内面の苦悩を感じさせる立ち姿も印象的です。(やはり彼はモダンやコンテでより輝くダンサーさんと思う)
フェビュスのウラーゾフさん(たぶん初見)はまさに美丈夫ではあるけど、他の3人に比べてやや影が薄いような。(もっとも、今の牧でフェビュスのあの金髪ヅラとあの衣装を違和感なく着こなせる人は思いつかんので、その意味ではゲストとして十二分に役目を果たしていると思うけど)
ガルフォース氏指揮によるオーケストラがよく頑張っていて(特に打楽器)、牧のダンサーさんも複雑な音楽にのった難度の高い振付
をよくこなしていました。特に1幕の「奇跡小路」、地の底から湧き出てくるような群舞がよかったです。
十二分に堪能して帰路につこうとしたところ、近くの席から「高円宮妃殿下と三木谷晴子女史、あとアメリカ大使夫妻がいた」との会話が聞こえました。客席をキャロキョロ見回す趣味はないから気づかんかった…。
ノートルダム・ド・パリ
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