くるみ割り人形(全2幕)
音楽:ピョートル・チャイコフスキー
指揮:末廣誠
演奏:東京オーケストラMIRAI
原振付:レフ・イワーノフ
台本:マリウス・プティパ
演出・改訂振付:三谷恭三
美術:デヴィッド・ウォーカー
照明デザイン:ポール・ビヤント
舞台監督:賀川祐之
主なキャスト
金平糖の精:阿部裕恵
王子:清瀧千晴
雪の女王:光永百花
クララ:市川由凛菜
ドロッセルマイヤー:菊地研
ドロッセルマイヤーの甥:阿久津丈二
シュタールバウム氏(クララの父):保坂アントン慶
シュタールバウム夫人(クララの母):久保茉莉恵
フリッツ(クララの兄):秋山智仁
クララの祖父:依田俊之
クララの祖母:諸星静子
くるみ割り人形:坂爪智来
ねずみの王様:塚田渉
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年内最後のバレエ鑑賞は、牧の「くるみ割り人形」全幕です。今回はシビックが改修中のため、メルパルクホールでの開催です。
開演は11時と微妙な時間で、しかもメルパルクには久しぶりの訪問だったためスケジュールが組みづらかったです。それでも開演には余裕で間に合いました。
今年もコロナの影響が随所に出ていました。指揮者のガルフォース氏は来日できず(そのせいなのかどうか、特に管楽器がキンキン音や寝ぼけた音を出していたのが気になりました)、昨年同様1幕「雪片のワルツ」には合唱が入りません。さらに「プレゼント投げ」もなし,です。
本日の王子役は「くるみ」では久しぶりに観る清瀧千晴さん。相変わらずの安定した踊りに加えてふわりと中に浮き上がるジャンプが良かったです。今回は王子の登場シーンに変更があって、ドアが開いて出てくるのではなく、大きくなったツリーの下から登場していました。
2幕「お菓子の国」のディヴェルティスマンで特に良かったのが何気に男子が長身イケメン揃いの「スペイン」、新人の土屋文太君(新国立劇場バレエ研修所公演で目を惹いたあの少年♪)が先輩方(牧の中でも「踊れる」濱田さんと細野さんです)に負けず劣らず溌剌と踊った「トレパック」でした。
あと…大詰めで紗幕(お菓子の国から夢の終わりと現実への転換という重要な役割を果たす)が上手く作動せず、そのままでラストシーンとなりました。(今までのシビックと今年のメルパルクでは勝手が違うのかもしれない)そして前の席にいたガ…いや失礼、お子様が類稀なる落ち着きのなさ(座席でヘドバンするわ泣きわめくわ…)で、最初は腹を立てたものの、しまいには隣にいた保護者の方(必死になだめようとしていた)に同情してしまいました;;
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