新国立劇場バレエ団『白鳥の湖』(2021年11月7日、サントミューゼ大ホール)

IMG00362_HDR.jpgサントミューゼ。秋色に彩られてさらに美しいです。


振付:マリウス・プティパ/レフ・イワーノフ/ピーター・ライト
演出:ピーター・ライト
共同演出:ガリーナ・サムソワ
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
美術・衣裳:フィリップ・プロウズ
照明:ピーター・タイガン
指揮:冨田実里
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

オデット/オディール:米沢唯
ジークフリード王子:福岡雄大
王妃:本島美和
ロットバルト男爵:中家正博
ベンノ:中島瑞生
クルティザンヌ(パ・ド・カトル):池田理沙子、池田紗弥
ハンガリー王女:廣田奈々
ポーランド王女:飯野萌子
イタリア王女:奥田花純

約1年半ぶりの首都圏脱出は、長野県上田市へのバレエ鑑賞旅行(4年ぶり2回目)です。8時ごろに自宅を出て私鉄とJRを乗り継いで、東京駅からはくたか号に乗車して、11時少し前に上田駅に着きました。前回と同じく上天気で、東京とほとんど変わらない気温に安堵しました。(冬コートにしなくてよかったです)

まずは四年前に食べて大いに気に入った「なかむらや」さんの馬肉うどんです(今回はセットではなく単品)。やはり美味しいし、頼むとすぐに出てくるので助かります。念のため、このお店は普通の丼ものやうどんもメニューにあります。


なかむらや 


その後は駅のすぐそばにある情報ライブラリーへ行きました。まだ新しい建物で、郷土資料が充実しています(ただしバレエ関連の書棚は見当たらない)。そして「風俗画報」の復刻版が開架で公開されているのが良いと思いました。(上田市なら日帰り可能だからこの近辺でウィキペディアタウン、できないかな…いえ、一人言ですw)

目的地のサントミューゼは駅にわりと近いです。ちょっと道のりがわかりにくく、「アリオ上田」という大きなショッピングセンターの建物内を通るのが近道となります。敷地は広くて気持ちのよい芝生の広場があります。開場時間まで傍のベンチに座ってゆったりと過ごしました。

サントミューゼはかの新国立劇場と設計者が同じらしいです。バレエ公演に合わせた企画として、バレリーナのマリオネットオブジェ(公演関連の企画で子供たちが作ったらしい)がディスプレイされていました(写真が撮れなかったのは残念)

今回は時節柄、定員50パーセント(約700席)に制限しての公演です。そのため、発売当日に完売したそうで…買えてよかったと思いながらも何だか申し訳ないです;;

速水君の代役、福岡雄大さんが憂い多き王子を陰影深く踊り演じ、唯さんは相変わらずの輝かしいテクニックと繊細な情感で女性の二面性(清純と魔性)を演じ分けます。(見せ場のグラン・フェッテは、前半シングル2回+トリプルかクワドラブル1回で破綻なく回っていた)その他に良かったのは、多分全幕バレエで主要な役を踊るのは初めて観る中島瑞生君です。

容姿に恵まれ明るい雰囲気のダンサーで、舞台のどこにいても目を惹く魅力があります。まだアーティストの階級ですが、いずれはもっと上を狙える人かと思います。

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終演後、まずは夕飯として駅前の「よろづや」という日本蕎麦屋さんに入りました。ちょうど新蕎麦の時期で、頼んだ野菜天ざるが美味しかったです。ただし人気のあるお店のようで、私が入ってすぐ「満席」の表示が出ていました(時節柄相席は不可能…)


そば処 よろづや 明治29年創業の老舗だそうです。ここにもメニューに馬肉そばが。


相方へのお土産は小布施の栗かのこと栗羊羹、仕事場へのお土産はご当地カントリーマアム(信州ブドウと信州リンゴの2種類)です。19時台のあさま号で帰途につきましたが、後日聞いた話によると、1本前の新幹線には公演を終えた新国立のダンサー御一行が乗っていたそうで…(ご一緒したかったかも;;)

ともあれ、充実した休日となりました。さすがにちょくちょくは無理ですが、バレエ以外でもうどんと蕎麦を食いに何度でも訪れたい街です。

新国立劇場バレエ団「白鳥の湖」



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