ワールドワイド。

何が何だかわからないうちに、6月も下旬に突入してしまいました。そういうわけで(どういうわけなんだか)ブログのネタがないので過去執筆記事の振り返りを。

[[ロバート・テューズリー]]

イングランド・レスター生まれのバレエダンサーです。英国ロイヤル・バレエスクールを卒業後、カナダ国立バレエ団、シュトゥットガルト・バレエ団、 ロイヤル・バレエ団、ニューヨーク・シティ・バレエ団に在籍して活躍し、後にフリーランスのダンサーとなりました。映画スターのような見栄えのする美男子で、演技力、舞踊技巧を兼ね備え、芸域も広い方でした。私が観た彼の舞台で印象深いのは、壮大な失敗作かはたまた未完成の大作か、という『ア・ビアント』(初演を観に行ったら、高円宮妃殿下がいらしてました)です。

テーマは素敵なのに、テューズリーさんが踊り演じた主人公「リヤム」は、出ては死に、出てはまた死に…(何回かリピート)という気の毒な役柄でした。ただし、彼と吉田都さんのパ・ド・ドゥなどは胸を打つものがありました。

ちょっと不思議なのは、英語圏出身の上、ワールドワイドに活躍した経歴があるのに、ウィキペディアの記事が存在するのがドイツ語版とこの日本語版のみ、というところです…?


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