新国立劇場バレエ団『くるみ割り人形』(2020年12月18日12月18日19:00開演、新国立劇場オペラパレス)

音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
振付:ウエイン・イーグリング
美術:川口直次
衣裳:前田文子
照明:沢田祐二
指揮:冨田実里
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
合唱:東京少年少女合唱隊

クララ/金平糖の精:米沢唯
王子/くるみ割り人形/ドロッセルマイヤーの甥:井澤駿
ドロッセルマイヤー:中家正博
ねずみの王様:渡邊峻郁
クララ(子役):斎藤咲来
フリッツ:尾城瑛仁
ルイーズ:柴山紗帆
シュタルバウム氏:貝川鐡夫
シュタルバウム夫人:本島美和

雪の結晶ソリスト:寺田亜沙子、飯野萌子

スペインの踊り:朝枝尚子、廣田奈々、清水裕三郎
アラビアの踊り:木村優里、趙載範、福田紘也、仲村啓、渡邊拓朗
中国の踊り:五月女遥、井澤諒、渡部義紀
ロシアの踊り:木下嘉人、稲村志穂里、加藤朋子、岸谷沙七優、守屋朋子
蝶々:柴山紗帆
花のワルツソリスト:寺田亜沙子、速水渉悟、細田千晶、浜崎恵二朗

キャスト詳細はこちら


2020年最後のバレエ鑑賞は、新国立の「くるみ」でした。通常のクリスマス公演時のホワイエの華やぎは時節柄少なく、キャスト表の掲示などに人が集まっている程度です。

イーグリング版は初演時にも鑑賞していますが、やはり(振付上の問題だけではなくて)宜しくない点が。1幕の紗幕が著しく邪魔で舞台のディテールがつかみにくいことと、2幕の照明が妙に薄暗くて華やぎを削いでいる点が特に。

ダンサーはいずれも好演で、クラシックバレエの楽しさを堪能しました。(今回の「ねずみの王様」は渡邊兄君、実に楽しそうに生き生きと踊ってました)雪の結晶の群舞と、花のワルツもよかったです(ただし花のワルツの「ナガミヒナゲシ」色の衣装はやはり受けつけない;;男性ダンサーたちがイケメンが多かったので目の保養にはなったけど)。

あと、(私の聞き違いでなければ)アラビアの踊りの最中に(スマホからではなく)「地震警報」が鳴ったような(私の昔の仕事場で使っていたのと同じタイプでした)。しばらくは気が気ではありませんでしたが、幸い揺れは来なかったです。そして「雪の場面」に合唱が入りましたが、舞台袖に合唱隊はいなかったから「別録音」などだったのかもしれません。

初演時の感想はこちら 


3分でわかるくるみ割り人形

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