新国立劇場バレエ団 こどものためのバレエ劇場 しらゆき姫(2017年7月28日15:00開演)

原作:グリム童話
音楽:ヨハン・シュトラウス2世
振付:小倉佐知子

しらゆき姫:木村優里
王子レックス:渡邊峻郁
お妃:寺田亜沙子
鏡の精ミラー:貝川鐡夫
しらゆき姫の母:若生愛
侍女:今村美由起、柴田知世
ワル(王妃のおつき):益田裕子
ガキ(王妃のおつき);朝枝尚子
森の動物たち
小鹿:柴田知世 親鹿:関晶帆 ヤギ:川口藍 キツネ:中田実里
小鳥たち
チチチ:若生愛 ピピピ:今村美由起
道化:渡部義紀
猟師:八木進
ドワーフたち(森の精)
ボス:小柴富久修 リトル:小野寺雄 ビッグ:中島駿野 ピンポン:中島瑞生 ハッターリ:佐野和輝 ウィンプ:高橋一輝 ボケーノ:宝満直也

他:新国立劇場バレエ団

夏休みの恒例となった子供向けバレエ公演(全8公演)です。今年は「しらゆき姫」、ヨハン・シュトラウス2世の華やかで親しみやすい旋律に乗って踊り演じられるみんながよく知っているおとぎ話、実際には大人でも十分楽しめます。

新国立劇場バレエ団の若きプリマ、木村優里さんの愛らしさと王子レックスの渡邊さんの凛々しさ(白タイツが無理なく似合うダンスール・ノーブルがまた増えて嬉しい)、お妃役の寺田さんの妖艶な美しさとシャープな踊り、いずれも秀逸でしたが、一番良かったのは鏡の精ミラーを踊った貝川さん。しばらくドン・キホーテとか『ジゼル』のクールラント大公とか(重要だけど)踊りのない役が続いてましたから。踊りはしっかり(見せ方が上手い)、演技も存在感たっぷり、若返りの著しいこのバレエ団において貴重な存在です。(まだまだキャラクテール専門になるのは早いです)

あと森の精(ドワーフたち)は踊れる男の子揃いでイケメン率も高かったので、これも眼福でした。ただし「ドワーフ(小人)」というには長身の男の子が多かったのが、ご愛嬌というか何というか(^^)

去年に続いて、オペラパレスにはメイクコーナーやピエロと写真が取れるコーナーなど子供向けのお楽しみが随所に。終演後にはスポンサーの東ハトから子供たちに「キャラメルコーン」のプレゼントがありました。

来年は「シンデレラ」か「白鳥」か、それとも他の作品になるのか。私もまた観に来ます。

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