第11回ウィキペディア街道「大山道」現地調査編(2017.5.21)

[ここに地図が表示されます]




大山.jpg彼方に大山の秀麗な姿が。この日も上天気です。


第11回を迎えたウィキペディア街道「大山道」の当日は、朝からよく晴れて暑いぐらいの日和です。私は日よけの帽子に顔と腕に日焼け止めクリーム、そして衣類には冷却スプレー(シャツクール)を使用して集合場所の伊勢原駅に向かいました。集合時間は10時で参加者は私を含めて6名、いずれも面識のあるお方ばかりです。

本日の行程に関する地図をいただき、バスに乗る前に近くにある小田急ОXで軽食やら飲み物やらを購入しました。10時ちょっと過ぎの神奈中バスに乗りましたが…大山ケーブル駅を目指す人が大勢乗ってきて、東京の通勤ラッシュ時と大差ない混雑ぶりです。(私たちは6人とも座ることなどできませんでした)



こちらが二の大鳥居。周囲はやや寂しげ。二の大鳥居.jpg




バスは所謂「田村通り大山道」を進んで、伊勢原宿を通り過ぎました。東名高速道路の少し手前にある「〆引」(しめびき)バス停で下車です。田村通り大山道の起点(現在の藤沢市)にあるのが大山阿夫利神社の一の鳥居、〆引バス停から高速下を潜り抜けて少し先にあるのが「二の鳥居」(道路拡幅の際に移転した模様)、さらに登った「三の鳥居」より先の「こま参道」を目指して歩くことになります。付近は田園風景が残り、時折鶯のさえずりも聞こえます。

二の鳥居から、今日の調査対象となる洞昌院(埼玉県の長瀞に同名の寺院あり)と上粕屋神社はさほど遠くありません。まずは洞昌院から訪ねることになりました。




洞昌院のしだれ木.jpg洞昌院にあった見事な木。綺麗にしだれてるけど、木の説明板などはなし。




前回の愛甲宿から糟屋宿めぐりと同様に、太田道灌ゆかりの地を巡ることになります(特に行程の前半部分で)。洞昌院には太田道灌の「胴塚」(伊勢原市の指定史跡)があり、特筆性に問題はなさそうです。この前訪ねた糟屋宿の「大慈寺」には「首塚」(こちらも伊勢原市の指定史跡)があったな、と思い返して(寺伝がどこまで正確なのかはさておき)首と胴が離れた状態で葬られるのは…私だったら安らかに眠れそうにありません;;




これが道灌公の胴塚です。胴塚.jpg





首塚の西に約200メートルほど離れたところに「七つ塚」があります。道灌に殉じてこの世を去った家臣や従者の墓と言われますが、現存するのはわずかに1つ。七ツ塚を辞してさらに上粕屋神社を訪ねました。




上粕屋神社.jpg上粕屋神社。木々の美しさに癒されます。




上粕屋神社は、緑豊かで美しい境内を持つお社です。私たちが行ったとき、たまたま地域のボーイスカウトが会合を行っていたので、鐘楼などの写真はあまり撮れませんでした。かつて上杉館(扇谷上杉氏の本拠)の鎮守も務め、創建は遥か昔の天平年間にさかのぼるといわれています。境内に素敵な大木が何本も生育していて、そのうちいくつかが伊勢原市の保護樹木になっています。木の写真をもっと撮りたかったのに、今回もスマホがオーバーヒートを起こしてカメラ機能の不調に悩まされました。




保護樹木のクス。かなり痛々しいですが、しっかり生きてます。上粕屋神社のクス.jpg




田園風景の中、さらにこま参道を目指して歩き続けました。途中の数か所で、埋蔵文化財の発掘現場に行きあいました。新東名の工事関連で掘り出された遺構などを調べているようです。新東名の工事が進むと、この長閑な田園風景も見る影もなくなってしまいそうで惜しい限りです。



遺跡発掘現場.jpg何の遺跡なのか興味深いですが、特段の説明は見当たりませんでした。





いつの間にかお昼を過ぎていたので、私たちは街道沿いの「山そば」というお店に入りました。2階のお座敷に通されましたが、冷房が作動していなくても気持ちのいい風が入ってきます。それぞれに好みのメニュー(私は冷やしたぬきそば)を頼みましたが、全員がそのボリュームにびっくり(+o+) 鰹だしの効いためんつゆとコシのあるおそばで、実に美味しくいただきました。(ネットで検索してみたら、「山そばの『山』は山のそば屋ではなく『山盛りそば屋』という意味だ」という評価があって笑いながらも納得してしまいました)

山そば店(伊勢原市上糟屋)(食べログ)

一息入れて、また歩き始めました。次第に坂が多くなり、陽射しの強さ、路面への照り返しの強さも相まって一歩間違えば熱中症になりそうです。途中の神社でまた休憩を取り、近くの自販機で飲み物を購入するなどして暑さをしのぎました。

少しずつ周囲は山道らしさを増していき、そばを流れる渓流には滝がかかっています。愛宕滝と良弁滝の2つが道のすぐ近くにあって、大きな滝ではないけど涼しげで癒されます。




こちらは愛宕滝。何だか滝行するのによさそうな(やったことはないけど)。愛宕滝.jpg




良弁滝.jpg良弁滝。写真ではわかりにくいですが、虹が映り込んでくれました。





大山の登山口に近づくにつれて、路傍には「導師の宿」が増えてきます。一見すると神社の石垣風の外壁(寄進者の名前などが彫り出されている)に囲まれ、現在でも旅館を営業している家が多いようです。

目的のこま参道に着き、みんなで入れる休憩所を探しました。(こま参道から大山ケーブルに向かう階段で派手にずっこけた奴約1名。しかも以前新潟でずっこけたときと同じところから落ちて手首をしたたかに打つお間抜けぶり…。幸いにして今回は怪我せずに済みました(^^;))売店兼お休み処という感じのお店でアイスクリーム入りのあんみつを(かなり疲れてたので、さらにおいしかったです。ただ、お店の名前は失念…)。

帰りのバスは、伊勢原駅までノンストップの直行便に乗車できました。今度は幸いにして全員座れましたが、ちょうど大山から下山してくる人が多い時間だったので、かなりの混みようだったのは行きのバスと同様でした。

前回と同様に伊勢原駅から本厚木駅まで戻り、中央図書館で資料探しです。中央図書館は3回目の訪問ですが、探せば探すほど新しい資料が出てくるような。(前回と前々回で気づけなかった資料まで見つけてしまい、多少残念な思いがありました)

必要な資料を探した上でコピーを取り終わり、前回と同じく「佐藤」にて打ち上げ。次は27日に溝の口「大山街道ふるさと館にて執筆にかかります。皆さま、お疲れ様でした。(幸いにして、日焼けにも熱中症にもならずに済みました)




比比多神社のケヤキ(1000年).jpg途中立ち寄った比比多神社のご神木、ケヤキ。樹齢は約1000年だとか。

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