北欧から、フィンランド国立バレエ団が初の来日公演を果たしました。この公演は独立百周年記念行事の一環としてフィンランド大使館などの後援があったので、比較的低料金でした(音楽は録音だったけど)。席も思ったほど悪くなく、子供たちの姿が多い客席はどこかほのぼのとした雰囲気が漂っています。オーチャードホールのロビーでは、ムーミングッズの物販も出ていて子供たちだけではなく大人たちも集まっていました。
第1部はクラシック・バレエやコンテンポラリーに至る作品を集めたガラコンサート、第2部が所謂「ムーミン・バレエ」です。
「ムーミン・バレエ」はあの動きにくそうな着ぐるみでどんなものか、と思ってました。ムーミンやスノークのおじょうさんなどはやはり飛んだり回ったりなどのバレエ的なテクニックを見せるわけではないですが、動きを見せるたびに客席から微笑ましい笑いと拍手が。ミイやスニフが生き生きと動き回り、子供にもストーリーがわかりやすいかと思います。
カーテンコール時に写真の撮影を許可してくれたのはなかなか粋な配慮ですが、撮影スタートの合図がわかりにくかったのか、「フライング」が多発…(情けない)。ちなみに、私のスマホカメラは例によってオーバーヒートで使えませんでした(-_-メ)
第1部『北欧バレエ・ガラ』
『白鳥の湖』第3幕より
"オディールと王子のパ・ド・ドゥ"
"スペインの踊り" "ハンガリーの踊り" "ロシアの踊り"
振付:ケネス・グレーヴ(レフ・イワノフ/マリウス・プティパ版に基づく)
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
黒鳥オディール:アリーナ・ナヌ(ゲスト)
王子ジークフリート:デニス・ニェダク(ゲスト)
ロットバルト:ガブリエル・ダヴィドソン
『レンミンカイネン組曲』より"トゥオネラの白鳥"
振付:イムレ・エック
音楽:ジャン・シベリウス
『シェヘラザード』より
グラン・パ・ド・ドゥ
振付:ケネス・グレーヴ
音楽:ニコライ・リムスキー=コルサコフ
バレエ『悲愴』より
振付:ヨルマ・ウオティネン
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
『ドン・キホーテ』第3幕より
"ファンダンゴ""グラン・パ・ド・ドゥ"
振付:パトリス・バール、ホセ・デ・ウダエータ(ファンダンゴ)
音楽:レオン・ミンクス
第2部『たのしいムーミン一家~ムーミンと魔法使いの帽子』
振付:ケネス・グレーヴ
音楽:ドゥオマス・カンテリネン
原作:トーベ・ヤンソン
フィンランド国立バレエ団プログラム紹介(ムーミンのストーリーはここからどうぞ)
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