消えた植物天然記念物…。

先日、[[吉祥寺八幡神社のキハダ]]という記事を書くために、密林で本を1冊買いました。金井利彦氏の「東京の老樹名木」(東京公園文庫35)という本で、ページ数こそさほどではありませんが、内容は意外と濃いものがあります。

金井氏は「木と森と変遷」という1章の中で「消えた老樹名木」について言及しています。国が指定した植物天然記念物(便宜的にこの名称を使わせていただきます)のうち、東京都内に生育していた解除樹木8本が掲載されています。

1 栄松院のシイ(文京区):大正15年10月20日指定、戦災により昭和29年3月20日解除。
2 浅草公園のイチョウ(台東区):昭和5年7月8日指定、戦災により昭和25年3月13日解除。
3 延命寺のケヤキ(板橋区):昭和6年3月20日指定、枯死により昭和37年5月16日解除。
4 王子神社のシイ(北区):昭和15年2月10日指定、戦災により昭和25年3月13日解除。
5 明治神宮のヒトツバタゴ:(新宿区):大正3年12月9日指定、枯死により昭和8年12月28日解除。
6 根岸御行のマツ(台東区):大正13年10月20日指定、枯死により大正15年10月20日解除。
7 天神森の大ケヤキ(台東区):大正13年12月14日指定、枯死により昭和15年1月22日解除。
8 白山旗ザクラ(文京区):昭和10年12月24日指定、枯死により昭和13年12月13日解除。

現時点でWikipediaに記事が存在するのは、根岸御行のマツのみです。以前、明治神宮のヒトツバタゴについては何かの資料(多分東京都の文化財関連の古い資料)で読んでいたのですが、枯死したのが80年以上前の話なのでこれ以上資料が出てくるかどうか…。それから、他の数本は文化庁文化財保護部監修『天然記念物事典』(1981年)に大まかな所在地(せいぜい区レベル)と指定および解除年月日が載っていたことを記憶しています。

では、昨日のイベントについて少し下書きをまとめてから寝ることにします。皆様、お休みなさいませ💤

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