新国立劇場バレエ団「ロメオとジュリエット」(2016年10月30日)

音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
演出・振付:ケネス・マクミラン
装置・衣裳:ポール・アンドリュース
照明:沢田祐二
指揮:マーティン・イェーツ
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
キャスト
ロメオ:ワディム・ムンタギロフ(シーズン・ゲスト・プリンシパル)
ジュリエット:米沢唯
マキューシオ:福田圭吾
ティボルト:中家正博
ベンヴォーリオ:奥村康祐
パリス:渡邊峻郁
キャピュレット卿:貝川鐡夫
キャピュレット夫人:本島美和
大公:内藤博
ロザライン:木村優里
乳母:楠元郁子
ロレンス神父:輪島拓也
モンタギュー卿:古川和則
モンタギュー夫人:寺井七海
その他:新国立劇場バレエ団、日本ジュニアバレエ
助演協力:新国立劇場演劇研究所、株式会社アイエヌジー、劇団東俳、DanceMonster、長谷川事務所

井澤駿くんが休演という知らせを聞き、個人的に盛り下がった気分のまま劇場に向かいました。ほぼ2か月ぶりのバレエ鑑賞でこれでは…。(肩を故障したとの未確認情報を聞いたけど、マクミランの振り付けは高難度のリフトが連続で出てくるから十分あり得る話かな、と思いました)

結論から言えば、チケットを手放さなかったのは正解でした。代わりに踊ったムンタギロフさんは、悪目立ちせずよい主役ぶりでした。(バレエ団の男性陣に名前がわからんけどスタイルのよいイケメン複数)マキューシオの福田くん、ベンヴォーリオの奥村くんも好演。パリスの渡邊さんは(入団して間もないので)初めて見たけどこの人もスタイルのよいイケメンです。「殺され役」なのは気の毒かも。

そして嬉しかったのは、前回公演の「白鳥」を故障で休演した中家さんの復活です。存在感のある演技と踊りで、役柄に説得力を持たせていました。(牧に在籍していた時の「ノートルダム」のフロロもよかったので、単なるヒーロー役よりこういう役柄が合ってる)

では女性陣について。米沢さん、テクニックだけではなく演技も上手いです。登場時の幼さから物語が進むにつれて急速に成熟し、最後は自らの意思で死を選ぶ…。ムンタギロフさんの巧みなサポートを得て生き生きと踊り、ジュリエットの恋と短い人生を駆け抜けていきました。あと、若手注目株の木村優里さんがロザライン役で出演してましたが、やはり目を惹く魅力があります。(いずれはジュリエットを踊ることになるかと)

今シーズンは各演目ごとに無料のプログラムが配布され、それとは別に有料のシーズンプログラムを販売しています。(1部1500円でした)

ここからは文句。プログラムに載ってたキャスト以外の発表が見当たらないのはいかがなものかと。(夏の「白鳥」でも文句を言った覚えが…)3人の娼婦やジュリエットの友達、道化の踊り(マンドリン・ダンス)などよい踊りを見せるダンサーが多かったのに、名前がわからないというのは観客にもダンサー自身にも不親切なような。それから、道化の踊りのあの衣装は…(ミノムシとかウーリーモンキーとかを連想しました。以前ロイヤルの来日公演で見たときはあそこまで妙な衣装ではなかったような…??)

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