8月5日ソワレ
久々の新国立劇場での鑑賞です。今回は、特に印象に残った演目を書いてみます。
オープニング デフィレ
多分ローティーンからミドルティーンくらいの、バレリーナの卵たちが踊ります。一生懸命なのがよくわかって、微笑ましいです。結構上手な子もいました。
できればプログラムに全員の名前だけでも載せて欲しかったです。
そういえば前回(だったかな?)この演目で一人、トウシューズの紐がほどけてしまった子が…。(今思い出した)舞台袖に引っ込んで直してたけど。
ゼンツァーノの花祭り
この演目、渡部 美咲さんにぴったりだな、と思いながら鑑賞してました。軽やかで、可愛くて。舞台上の彼女、本当に十代の初々しい乙女に見えるのよ。舞台歴は結構長いそうですが。
グラン・パ・クラシック
「あの」草刈 民代さんの演目ですが…何故か演奏が最悪。管楽器が特に駄目で、アダージョの部分では耳を覆いたくなりました。民代さんも調子があまり良くなかったようで、アチテュードやアラベスクの足のラインが…。せっかくの美男美女の演目なのに、これでは…。
ゴパック
ボリショイ・バレエに所属する、岩田 守弘さんが会場を沸かせました。最初の大ジャンプから拍手の渦です。短い演目ですが、素晴らしかったです。
7日のマチネも鑑賞予定ですので、その日にも上演される演目については、今回は(デフィレを除いて)省くことにいたします。
8月7日マチネ
3日間の日程のうち、初日と楽日を見に行ってきました。
初日の印象は、昨日のブログに書きましたので、今日の演目でよかったもののことなどを書かせていただきます。
オープニング デフィレ
一昨日と同じ演目ですが…一人トウシューズの紐がほどけてしまった子が(一昨日ブログに書いたことがまさに…)。
(あ!)と思いましたが、その子は最後までしっかりと踊り通してました。(ほどけた紐は、しまいにはトウシューズから外れてしまってました)
でも、今を時めく世界的人気バレリーナ、ディアナ・ヴィシニョーワも、ローザンヌバレエコンクール(で間違ってないと思う)で、やはりトウシューズの紐がほどけてしまったそうです。
ラ・シルフィード
予定されていた英国ロイヤル・バレエの佐々木陽平さんに代わって、牧バレヱ団の逸見 智彦さんが。(私、逸見さんが好きなので結構嬉しかったです。初日のグラン・パ・クラシックでは、ちょっと気の毒でしたが)
彼、結構「キルト」似合うのね。島田 衣子さん(シルフ)も可憐でよかったです。
ライモンダ 第3幕 パ・ド・ディスより
宮内真理子さん、相変わらず綺麗だわ…。久々に見たけど。余裕のある踊りも流石です。法村 圭緒さん、未だに童顔の可愛い男の子の俤が残ってますが、気品あるいいダンサーです。
内uti/外soto
西島 千博さん、テレビ以外で久しぶりに見ました。(でも久々という感じがまったくしない)一昨日が「外」、今日が「内」…2回で一つの作品だったとは。
西島さんと酒井 はなさん、二人ともしっかり踊れるし芸達者な方なので、楽しませていただきました。
海賊 第2幕よりパ・ド・トロワ(普通はパ・ド・ドゥとして上演されることが多い)
この演目を鑑賞しただけでも、今日を選んだ甲斐があった、というものです。
下村由理恵さん、佐々木 大さん、長瀬 伸也さんの3人とも絶好調で、目が覚めるような素晴らしさでした。(当初予定されてた貞松正一郎さんの代わりが佐々木さんとは…かなり驚きました)
カルメン
これはもう、ルシア・ラカッラさんが素晴らしかったです。パートナーのシリル・ピエールさんもよかったですが。ルシア、相変わらず足のライン、素晴らしく綺麗だな。頭もちっちゃいし。
秋の「ピンク・フロイドバレエ」にこの二人が客演するらしいので、鑑賞の楽しみが増えました。(二日とも買えばよかった…かな?)
まだまだ書きたいのですが、バレエ知らん人には何が何だかわからない話でしょうからとりあえずここまで…。
補遺1
やはり書き残したことが多い感が否めませんので、もう少し書かせて下さい。
今回は3日通しての公演でした。時間(とお金)が許せば、全日程行きたかったのですけどね。
今回行けなかった2日目には、最近評判の若手ダンサー、三木 雄馬さんと菊地 研さんがキャスティングされてたんで、見たかったのですが。(三木さんは、結局出られなかったそうですけど)
でもさらに惜しかったのは、2日目に佐々木陽平さんの代役で、小嶋 直也さんが出たこと…この日を買わなかった私は、大変な愚か者でした。もう彼の舞台は(一部を除いて)鑑賞できないと諦めかけてたんで。
何だか今回は、怪我人とキャスト変更が多かったんですね。改めて見ると。
補遺2
帰宅後、余韻に浸りながらプログラムを再読していて、改めて気がつきました。
第1回が1984年開催…もう20年以上前だったのね。
その第1回に、既に草刈さんが出演していたとは。(見てみたかったです、綺麗だったろうな、若き彼女も)
あ、今の草刈さんももちろん綺麗です。彼女は、その年齢に合った美しさをきちんと見せられるお方だと。
随分懐かしいお名前がずらりと並んでいるプログラムを読み返して、改めて感慨に浸りました。
…その公演会場でいただいたN×Sニュースに、悲しいお知らせが。
「ジョナサン・コープ引退」やはりそうだったのね。
…今まで素晴らしい舞台と、いろいろな想い出をありがとうございました。
追記:2005年のブログからです(4つの記事を再構成)。日本バレエフェスはこの年を限りに開催されていないけど、また観てみたいな。(特に最後の開催とは言ってなかったと思うし)
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント