本当はすでに全幕特別プロが始まってますが、仕事と重なったので私は7月31日の『白鳥』から鑑賞です。
キャスト変更があったけど、白鳥自体は(あのバレエ団の演出や衣装などには問題は多いんですが)大好きなので楽しみにしてます。
(でも一番楽しみなのは、抽選で買えた特別ガラの日だけど)
で、7月31日は午後お休みを頂いて、雑用を済ませてから上野へ。
久々に湯島「デリー」のカレーを食べられて開演前からちょっと幸せでした。(東京のカレー屋さんの中で、大好きなお店の一つ…神保町の共栄堂と祐天寺のカーナピーナ、あと新宿などにあるカフェ・ハイチも好き)
5時50分頃に東京文化会館の入口についたら、既に開場していて人の流れが。(でもスムーズに入場できました)
バレエフェスのプログラムは、毎回NBSが力を入れていて、回を重ねるごとに分厚く重くなってるような。(そしてお値段もそれに比例する)
ずっしりと重みのあるそれは、1冊2500円也。(但し『祭典』または『アッサンブレ』会員は2200円)
会場入口には、『大入』の張り紙がされてました。
で、肝心の公演の内容。
名物(?)『ブラボー隊』が煩かった…というのは半分冗談、半分本気。(ブラボーのバーゲンでもあるまいに)
予定だったボリショイのウヴァーロフの代役、パリ・オペラ座のジョゼ・マルティネスは、相変わらず端正でノーブル。長い脚のラインの美しさにうっとり。(東バのダンサーたちの中に入ると、一人だけ背が図抜けて高い…190㎝以上背丈があるそうだから致し方ないか)
オデット=オディールの上野さんは、長身で舞台映えがします。同じく長身のジョゼとの共演は見ごたえがあったけど、『愛』があまり伝わってこなかったのは残念。
3幕の「黒鳥」はよかったです。フェッテ前半はシングルにダブルを織り交ぜ、後半はシングル。(但し回り終わりで、一部のロシアバレエの如く音楽をぶった切ったのはマイナス点。まあ指揮者がロシアから招聘されたソトニコフ氏だから…)
あと、ロットバルトの高岸さんと道化の大島さん やっぱり顔が島■久作氏に似てる…けど場を盛り上げる踊りは凄い 、それに忘れてはいけない「スペイン」の井脇幸江様が素晴らしかったです。(東バの女性ダンサーの中で、一番好きだわ、彼女の踊りが)
オケは弦楽器が肝心なところで妙な音を出してるし、金管も時々乱れてた…。あと、衣装はそろそろ寿命ではないかと…。とりあえず、男性陣の妙な帽子だけ何とかならんものかね…。
何回見てもよくわからんのが、3幕のディヴェルティスマン。「ナポリ」で何で道化がソリストとして出てくるのか??(大島さんの踊りはよかっただけに気になった)
突っ込みどころはあれど、大いに楽しませてもらいました。ジョゼのバレエフェスでの残りの舞台も楽しみにしています。
追記:2006年のブログからです。(ちょうど10年か…)この年の世界バレエフェスは、全幕、A・Bプロ、そしてガラパフォーマンスまですべて観ることができました。最近バレエフェスにはとんとご無沙汰ですが(って、来日バレエ団の公演もほとんど観てないし)
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