「バレエの祭典」入会特典のマニュエル・ルグリのクラスレッスン見学会案内が届いてました。
で、来週土曜日は朝10時頃から夕方6時過ぎまでずっと五反田に滞在です。(当日の公演も鑑賞予定の為)
(マチューとローラン・イレールもクラスレッスンに出てくれれば最高に嬉しい)
でも、出演予定の変更はこれ以上ないといいんだけど。
(オーレリー・デュポンの不参加がとても残念です。前回のガラではいろんな意味で凄かったのに)
プログラムA(8月7日ソワレ、ゆうぽうと簡易保険ホール )
―第1部―
「白の組曲」
シエスト: 乾友子、高木綾、奈良春夏
テーム・ヴァリエ(パ・ド・トロワ):ローラ・エッケ、オドリック・ベザール、アクセル・イボ
セレナード:マチルド・フルステー
プレスト(パ・ド・サンク):シャルリーヌ・ジザンダネ、
松下裕次、氷室友、辰巳一政、長瀬直義
シガレット:アニエス・ルテステュ
マズルカ:マチアス・エイマン
アダージュ(パ・ド・ドゥ):ミリアム・ウルド=ブラーム、マチュー・ガニオ
フルート:メラニー・ユレル
東京バレエ団
―第2部―
「扉は必ず...」
エレオノーラ・アバニャート マニュエル・ルグリ
「スパルタクス」
マチルド・フルステー ステファン・ビュヨン
「ドリーブ組曲」
アニエス・ルテステュ ジョゼ・マルティネス
―第3部―
「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」
ドロテ・ジルベール マチュー・ガニオ
「椿姫」第2幕より
エレオノーラ・アバニャート バンジャマン・ペッシュ
「三角帽子」
ジョゼ・マルティネス
「オネーギン」
モニク・ルディエール マニュエル・ルグリ
直前の沖縄公演でミュリエル・ズスペルギーが負傷したそうで。(今回は怪我人が多いな…)
特によかった演目は、「チャイコフスキー」、「三角帽子」「オネーギン」です。
「チャイパド」のマチューとドロテが清新で爽やかでした。マチュー、2年前に比べてずっと上手くなってるし、相変わらず容姿端麗で文字通りの紅顔の美青年です。パステルブルー(照明の加減でそう見えた)のコスチュームもあの甘い美貌を引き立ててたし。
昨日始めて気づいたけど、マチューの「チャイパド」衣装の切れ込んだ胸元から紛うことなき胸毛がはみ出…。いや、成人男性ですしあっても不思議ではないんだけど、かなり驚きました。
「三角帽子」、ジョゼが洗練された踊りを見せました。彼は長身だから舞台栄えもするし。(ダンディで実に格好いい)
ルグリは2演目踊ったけど、やはりルディエールとの絶妙のパートなーシップの『オネーギン』が圧巻でした。「扉」は何だか初見のときに比べて冗長だった気が。
で、その他の演目からいくつか。
「白の組曲」より、「水晶宮」か「エチュード」あたりを観たかったような。(以前東バが「白組」を上演したときに申し訳ないけど寝てしまった前科あり)
(「パ・ド・サンク」で助演した東バ男性ダンサーの中に、背の高さというかスタイルに問題がある人が混じってたのがかなり気になりました。そりゃ高岸さんや木村さんのようなダンサーばかりでないことはわかってますが)
「ドリーブ」は長身の美男美女の踊りで、特に新味はないけど見てて
綺麗です。(ジョゼが披露したマネージュの向きにびっくり。去年見たときには気づかなかった)
「椿姫」…ペッシュ、お疲れモードなのかな??(リフトが実に重そうだったんで)
どうもペッシュの顔を見ると●ー大柴を連想してしまうのは私だけだろうか…。
普段ノベルティーの類は購入しない私ですが、今回はポストカードブック(1500円也)を記念に買いました。
ルグリやマチュー、それにローラン・イレールなどの麗しいスチルがあってうっとりです。
公開クラスレッスン&Bプログラム(8月11日、ゆうぽうと)
――第1部――
「タランテラ」
メラニー・ユレル アクセル・イボ
「アベルはかつて…」
グレゴリー・ドミニャック ステファン・ビュヨン
「ドニゼッティ - パ・ド・ドゥ」(初演)*ルグリ振付
ドロテ・ジルベール マチュー・ガニオ
「オネーギン」
モニク・ルディエール マニュエル・ルグリ
――第2部――
「ビフォア・ナイトフォール」
第1パ・ド・ドゥ: メラニー・ユレル、マチアス・エイマン
第2パ・ド・ドゥ: エレオノーラ・アバニャート、ステファン・ビュヨン
第3パ・ド・ドゥ: ドロテ・ジルベール、オドリック・ベザール
3組のカップル: マチルド・フルステー、ローラ・エッケ、シャルリーヌ・ジザンダネ、
アクセル・イボ、グレゴリー・ドミニャック、マルク・モロー
「牧神の午後」
バンジャマン・ペッシュ
――第3部――
「ジュエルズ」より“ダイヤモンド”
ローラ・エッケ オドリック・ベザール
「ドリーブ組曲」
ミリアム・ウルド=ブラーム マチアス・エイマン
「さすらう若者の歌」
ローラン・イレール マニュエル・ルグリ
公開レッスンは、バーレッスン&センターで約1時間15分でした。
(ローラン・ノヴィが指導、なかなか格好よくって今でも現役ダンサーで通りそうです)
クラスレッスンで姿を見かけなかったのは、イレール、ルディエール、ペッシュなどです。
綺麗だったのはローラ・エッケ(確かにシルヴィ・ギエムに面差しが似てる。但しギエムの如き完全無欠オーラは出てないけど)とマチュー・ガニオ(少女漫画の王子様みたいに麗しい)、可愛かったのはミリアム・ウルド=ブラーム(キラキラ金髪でキュート)とマチルド・フルステー(童顔で少女っぽい)でした。
さて、ここからはBプロの感想です。
「タランテラ」は幕開けに相応しくチャーミングな踊りです。(アクセル君、頑張ってたな)
「アベルはかつて…」で危うく眠りの森に入りそうになりました。(アルヴォ・ペルトの音楽には催眠作用があるような)
でも次の「ドニゼッティ」で完全に覚醒。
見所一杯の楽しい踊りでダンサーも衣装も綺麗でした。(マチューが本日これだけしか踊らなかったのはちょっともったいないけど、レッスンで一杯観られたからまあいいか)
「ビフォア・ナイトフォール」で、マチルド・フルステーがかなり激しく転倒…。(「キャァ」という悲鳴が私のところまで聞こえてきた)でもすぐに起き上がって何事もなかったかのように踊り収めてました。
「牧神」のペッシュの「白ブリーフ一丁」(にしか見えなかった)の衣装に仰天した私です。(踊りそのものは、「椿姫」よりずっとよかった。何しろソロだからリフトがないし)
もっともカーテンコールでは、白の長パンツで登場してきましたが。(流石に「あれ」ではまずかろう…)
あとで思い返すと、牧神が寝そべってたベッドに見えたものは「ティッシュの箱」、周りにあった巨大な白いフワフワは「丸めたティッシュ」だったので、(ああ、なるほどそういうことか)と納得しました。
「さすらう若者の歌」、以前にも観てるけど、今回はいっそうの寂寥感が…。
ルグリとイレールの共演は、もう観られないかもと思うと淋しいです。
そして「オネーギン」
ルディエールが現役最後の舞台にこの日本を選んでくれたことにただただ感謝です。素晴らしい舞台を今までありがとうございました。
追記:2007年のブログからです(3つの記事を1つに構成)。今読み返しても、スター揃いの充実した演目でした。若かりし日(いや、今も若いけど)のマチューの麗しかったこと…。(あと、もうじき旧ブログの感想ストックも底をつきそうですw)
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