牧阿佐美バレヱ団「白鳥の湖」(2009年10月公演、ゆうぽうと)

2009年10月24日マチネ、ゆうぽうとホール

演出・振付/三谷恭三
(プティパ/イワノフ/ウエストモーランド版による)
音楽 P.I チャイコフスキー
美術 ボブ・リングウッド
指揮 A.アニハーノフ
管弦楽 東京ニューシティ管弦楽団

オデット/オディール 伊藤友季子
ジーグフリード王子 逸見智彦
王妃 坂西麻美
ロットバルト 森田健太郎

〈1幕〉
パ・ド・トロワ
     吉岡まな美 笠井裕子 菊地 研
ワルツ 
     橋本尚美 加藤裕美 坂梨仁美
     日髙有梨 佐々木可奈子 坂本春香
      塚田 渉 今 勇也 中島哲也
     L・オトゴンニャム 清瀧千晴 石田亮一
〈2幕〉
大きい4羽の白鳥
     橋本尚美 吉岡まな美 笠井裕子 坂梨仁美
小さい4羽の白鳥
奥田さやか 小橋美矢子 竹下陽子 坂本春香

(3幕)
ルースカヤ
     田中祐子 
パ・ド・カトル
     坂本春香 米澤真弓 今 勇也 清瀧千晴
チャルダッシュ
     橋本尚美 L・オトゴンニャム
スパニッシュ
     吉岡まな美 笠井裕子 塚田 渉 菊地 研
ナポリターナ
     小松見帆 上原大也 

久々のブログ記事はやっぱりこういうことです(笑)
とりあえず、主要キャストと感想をちょこっとでも書いておこうと思いまして…。

今回からセットを一部リニューアルしての上演です。
最初に出てくる紗幕が以前の重厚だがやや地味な印象のものと違い、セピア色のタペストリーのようなシックで優美なデザインでした。(左右に羽を休める白鳥の姿が一羽ずつ、そして中心には岩山の上に聳えるお城の姿が描かれてた)美術担当のリングウッド氏は、映画美術でも顕著な実績を上げているお方です。

衣装は前の版と特に変わった印象はなく、振り付けにも大きな変更はありません。(強いていえば1幕のポロネーズがちょっと変わっていたかな??中間部のところで1人ずつ座り込むというか膝をつく振りがなくなってたので)

そして3幕の舞踏会の宮中セットが、華麗さを増して実に見事でした。

ダンサーの中で特記しておきたいのは、留学から戻ってきた清瀧さん。1幕ワルツの男性の中で、一際端正な踊りを見せる青年がいると思ったら…子供っぽさがすっかり抜けた彼でした。(見違えるほどに成長してて驚きました)
3幕のパ・ド・カトルもよかったです。(一緒に踊った今さんも巧くなってて実に見ごたえがあった)

それから1幕でパ・ド・トロワ、3幕でスパニッシュを踊った菊地さん。スパニッシュでも一緒に踊ったお姉さま2人との相性が彼の色気と相まって実に合ってます。

休憩時間中に頂いたチラシに目を通していてちょっと驚いたことが。

来年の「三銃士」のダルタニアン役(2月13日)が逸見さんだったとは…。
(アラミスかバッキンガム公爵だろうとばかり思いこんでいた私)

清瀧さんか中島さんあたりでも観てみたかった気がするが…逸見ダルタニアン、かなり興味があるので都合がつけば観に行きますです、ハイ。

(ってことはアラミスとバッキンガム公爵は京當さんと塚田さんだろうか…松本の公演で踊ったらしいし)

10月25日マチネ、ゆうぽうとホール

演出・振付/三谷恭三
(プティパ/イワノフ/ウエストモーランド版による)
音楽 P.I チャイコフスキー
美術 ボブ・リングウッド
指揮 A.アニハーノフ
管弦楽 東京ニューシティ管弦楽団

オデット/オディール 青山季可
ジーグフリード王子 京當侑一籠
王妃 坂西麻美
ロットバルト 塚田 渉

〈1幕〉
パ・ド・トロワ
     坂本春香 米澤真弓 清瀧千晴
王子の友人たち(ワルツ) 
     吉岡まな美 奥田さやか 小橋美矢子
     笠井裕子  竹下陽子  茂田絵美子
     今 勇也   菊地 研  中島哲也
     宮内浩之  石田亮一  L・オトゴンニャム 
〈2幕〉
大きい4羽の白鳥
     橋本尚美 吉岡まな美 笠井裕子 坂梨仁美
小さい4羽の白鳥
奥田さやか 小橋美矢子 竹下陽子 坂本春香

(3幕)
ルースカヤ
     田中祐子 
パ・ド・カトル
     奥田さやか 竹下陽子 中島哲也 坂爪智来
チャルダッシュ
     日高有梨  保坂アントン慶
スパニッシュ
     橋本尚美  佐々木可奈子 今 勇也 邵 智羽
ナポリターナ
     森脇友有里 篠宮佑一

私の後ろの席に、マナーが欠如したおばさんご婦人方が座ってしまったので、最初はいらだたしかったです。(序曲が始まってるのにしゃべるしゃべるしゃべりまくる…ったくもう)
但し、このご婦人方、本日の主役の京當さんが出てきたら「あら、いい男ねえ♪」「背、高いわねえvv」などと感嘆しまくっていてちょっと笑いそうに。そして、次第に舞台が進むにつれて静かになってくれたので安心しました。

そしてやはり、1幕のパ・ド・トロワを踊った清瀧さんがよかったです。初日の菊地さんとお姉さま二人もよかったけど、今回のフレッシュな3人もなかなかでした。

追記:2009年のブログからです(2つの記事を1つに構成)。両日とも留学から戻ってきた清瀧 千晴さんの端正な踊りに魅せられた舞台でした。

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