牧阿佐美バレヱ団「くるみ割り人形」(2006年12月17日、マチネ)

金平糖の精       伊藤友季子
雪の女王        青山 季可
王子          菊地  研
クララ         鈴木  舞

プロローグ・第一幕第一場(シュタールバウム家の客間)

シュタールバウム氏   逸見 智彦
シュタールバウム夫人  吉岡まな美
フリッツ(クララの兄) 高谷  遼
ドロッセルマイヤー   本多 実男
ドロッセルマイヤーの甥 清瀧 千晴
祖父          山内 貴雄
祖母          横山  薫
お客様         諸星 静子 内古閑智子 川上 寛子
            酒向 葉子 笠井 裕子 柄本 奈美
            坂梨 仁美 蟹瀬 令奈
            加茂 哲也 飯田伊奈美 京當侑一籠
            徳永 太一 今  勇也 藤井  学
            依田 俊之 高   鴿
女の子         石井久美子 一柳優美香 高橋 成美
            田村 明愛 鶴岡侑里子 松田 結有
男の子         大川 航矢 小貫 浩平 上中 佑樹
            千代健太郎 八代 大智 山田  翔
コロンビーヌ      奥田さやか
ハレーキン       中島 哲也
ヴィヴァンディエール  安部 里奈
おもちゃの兵隊     上原 大也
執事          鷲崎 桂一 岡田 幸治
くるみ割り人形     邵  智羽
ねずみの王様      塚田  渉
兵隊          村瀬 真純 鈴木 理奈 塚田 織絵
            小塚 悠奈 北中 玲名 大川きづな
            宮原 由后 柳川 真衣 鈴木 真琴
            茂田絵美子
ねずみ         土岐みさき 吉竹ゆかり 森脇友有里
            吉田 浩子 加藤 未希 今井真彌子
            小松 見帆 白木あゆみ 中山真由香
            大薮 麻琴

第一幕第二場 雪の国

雪の精         櫛方 麻未 館野 若葉 奥田さやか
            小橋美矢子 柄本 奈美 加藤 裕美
            貝原  愛 竹下 陽子 坂梨 仁美
            山中真紀子 藤原まどか 金森由里子
            日高 有梨 杉本 奈央 佐々木可奈子
            坂本 春香
従者          村瀬 真純 北中 玲名

第二幕 お菓子の国

スパニッシュ      坂西 麻美 加藤 裕美 山中真紀子
            邵  智羽 坂爪 智来 石田 亮一
アラブ         吉岡まな美 保坂アントン慶
チャイナ        森脇友有里 上原 大也
トレパック       塚田  渉 徳永 太一 清瀧 千晴
棒キャンディー     橘  るみ 奥田さやか 小橋美矢子
ケーキ・ボンボン    阿部 千尋 阿部 裕恵 伊藤 千尋
            木村 優里 白崎  雛 鈴木 果歩
            鈴木  優 中村 里紗 中村 玲奈
            松山 徳香 村川 梢子 渡部紗央莉
花のワルツソリスト   田中 祐子 笠井 裕子 坂梨 仁美
            坂本 春香
            小嶋 直也 京當侑一籠 今  勇也
            中島 哲也
花のワルツコールド   館野 若葉 柄本 奈美 貝原  愛
            竹下 陽子 関 友紀子 藤原まどか
            日高 有梨 海寳 暁子 杉本 直央
            鈴木 理奈 柳川 真衣 佐々木可奈子
小さなコックたち    遠藤 稜佳 粕谷 汐里 片岡 由莉
            柴戸 未来 菅井 葉月 谷口 比菜
            古川 京佳

…キャストを入力変換するだけでかなり手間がかかりました(苦笑)

五反田ゆうぽうとへ牧阿佐美バレヱ団の「くるみ割り人形」を鑑賞に行ってきました。

ここの「くるみ」は以前のヴァージョンの方が優れていたと思うのですが、今の版もそう悪くもないです。
(児童合唱が入るのがナイス。某国内バレエ団の以前の公演で、どういうわけか合唱のパートをシンセで誤魔化してたのが腹立たしかった…主役を外国から呼ぶのは構わんけど、妙なところでケチるなよ、と)
但し、2幕のケーキボンボンの振付は…あれはちょっと何と申しますか、もっと小さい子供に踊らせるほうがいいと思いました。前の版での「ギゴーニュ小母さん」が出てこなくなったのも淋しいし。

しかし牧もダンサーの顔ぶれが随分変わったなと、DMに入ってたキャスト予定表を眺めながら懐旧の念に浸ってみたり。
(相羽さんや正木さん、根岸さんや佐藤さんなどがいなくなってしまったのがつくづく惜しいです)


プロローグで、できれば(照明効果でもいいので)雪を降らせたほうが舞台効果がさらに上がると思いました。(以前の版では降ってたような覚えが)
舞台装置は(ツリーがしょぼいのを除けば)美しかったです。
(パーティーが終わったあと、お客様たちが窓の外を通って帰っていく演出がよかった)

この版で何度見てもよくわからんのがドロッセルマイヤーの「甥」の存在と、クララがねずみの王様にスリッパを投げつける動機(何故にドロッセルマイヤーが教える??)
甥を踊ってた清瀧さんは、以前より踊りが安定してきて上手くなったと思いましたが。
この甥についてはマールイ(レニ国)の旧版のように、クララの憧れが具現化した存在という描写もされていないように思えるし、スリッパ投げもこれでは動機が薄弱に見えるし…。(あと王子が客間のドアを開けて出てくるのもおかしいといえばおかしい。またそのドアが今回はでかい音をたててしまったのは…)

主役級の3人は若くて綺麗で、踊りも素晴らしいです。(特に雪の女王の青山さんがよかった)王子様のグラン・パ・ド・ドゥの衣装は(何度観ても)いただけませんが。
(「あれ」を何の問題もなく着こなせたのは、以前の正木さんだけかもしれない)
但し王子様の菊地さんより、シュタールバウム氏を演じた逸見さんの方が王子様オーラを放ってたような(苦笑)
若くてハンサムなお父様で、この日殆ど踊らなかったのはちょっと残念。(花のワルツのソリストとかでも観たかったけど)

スパニッシュは男性陣のスタイル良し、ルックスも及第点。(女性メインの坂西さん、やっぱり綺麗だわ)

トレパックのメインの塚田さん…あの恰幅のいい体型で何故あそこまで見事に踊れるのか、ずっと謎。以前の「ア・ビアント」の舞台では宙返りも披露したりしてて身体能力が高いのは前からわかってるけど。
(徳永さんが背が高くて細いし、清瀧さんも細いので今回は余計がっちり体型に見えた)

以前見たときに気になった「ケーキボンボン」の振付と衣装がかなり変わってます。(今回は全員が淡いオレンジの実に可愛らしいクラシックチュチュだった)

花のワルツの男性ソリストで、小嶋さんが踊ってくれたのも嬉しかったし。同じ振付で踊ってても、彼が一番目に入ってくるのです。(怪我の具合、どうなんだろうか)

毎年のことながら、客席にはお子様の姿が多かったです。
今年は泣きじゃくる子が(私の近くには)いなかったのでまあいいか。

ちなみに恒例の「ぬいぐるみ投げ」は、今年は二階まで届かなかった模様です。(相羽さんがいれば…)

2006年は、この「くるみ」で全日程終了です。ちなみに観たもの。

2月 「マラーホフの贈り物」Aプロ
3月 「マラーホフの贈り物」Bプロ
   牧阿佐美バレヱ団「ア・ビアント」(2回)
4月 パリ・オペラ座バレエ団「白鳥の湖」
   パリ・オペラ座バレエ団「パキータ」(2回)
5月 ボリショイ・バレエ団「ラ・バヤデール」
   ボリショイ・バレエ団「ファラオの娘」
6月 牧阿佐美バレヱ団「白鳥の湖」(2回)
   モーリス・ベジャールバレエ団「バレエ・フォー・ライフ」
   モーリス・ベジャールバレエ団「愛、それはダンス」
7月 世界バレエフェスティバル 全幕特別プロ「白鳥の湖」
8月 世界バレエフェスティバル A、Bプロ、ガラパフォーマンス
10月 牧阿佐美バレヱ団「リーズの結婚」
11月 東京バレエ団「ドナウの娘」
   草刈民代プロデュース「ソワレ」東京公演
12月 マリインスキー・バレエ団「海賊」
   牧阿佐美バレヱ団「くるみ割り人形」 

全部で22回。以前より少なくなったものの結構多いです。

追記:2006年のブログからです。(3つの記事を再構成)
この年は22回鑑賞してますが、もっと若い時には30回くらい観てました(遠い目)
当時は全くの健康体で腰痛持ちでもなかったし(ついでに言えば今より10㎏近く痩せてた、たはは)

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