どうしても鑑賞したくなって、急遽五反田ゆうぽうとへ行きました。(当日券が何とか買えた)
この公演は近頃大流行のバレエガラコンサートの範疇に入るのでしょうが、参加ダンサーは座長格(企画・プロデュースも兼任)の草刈 民代さんを含めて僅か7人(女性2人、男性5人)です。そして踊られる作品は世界的な振付家で、齢80を過ぎた今でも精力的な活動を続けるローラン・プティ氏の作品のみ。
ちなみに参加ダンサーとスタッフ。
女性
草刈 民代(企画&プロデュースも)、ワン・チーミン(中国)
男性
ルイジ・ボニーノ(イタリア)、リエンツ・チャン(キューバ)、レモンド・レベック(ドイツ)、アルタンフヤグ・ドゥガラー(モンゴル)、リー・チュン(中国)
振付
ローラン・プティ
照明
ジャン・ミシェル・デジレ
衣装
森 英恵、フィリップ・ビノ
公演は2部構成で、11の作品から集めたシークエンスや小品など15の演目が踊られました。
(1幕)
1「RUN LIKE HELL」(ピンク・フロイド・バレエより)
アルタンフヤグ・ドゥガラー
2「Is There Anybody out There」(ピンク・フロイド・バレエより)
リエンツ・チャン
3「The Great Gig in the Sky」(ピンク・フロイド・バレエより)
草刈 民代、リエンツ・チャン
4「タイス」(マ・パブロワより)
ワン・チーミン、リー・チュン
5「ランデヴー」
草刈 民代、レモンド・レベック、リエンツ・チャン
6「コッペリウスと人形」(コッペリアより)
ルイジ・ボニーノ
7「アルルの女」より
ワン・チーミン、リー・チュン
(2幕)
8「モレルとサン=ルー侯爵」(プルーストー失われた時を求めてより)
リー・チュン、アルタンフヤグ・ドゥガラー
9「神も悪魔もなく」(新作)
草刈 民代、リエンツ・チャン
10「寝室のパ・ド・ドゥ」(カルメンより)
ワン・チーミン、リー・チュン
11「ティティナを探して」(ダンシング・チャップリンより)
ルイジ・ボニーノ
12「小さなバレリーナ」(ダンシング・チャップリンより)
ルイジ・ボニーノ
13「ソフィスティケィテッド・レディ」(デューク・エリントン・バレエより)
草刈 民代、リエンツ・チャン、レモンド・レベック、リー・チュン
14「The Opener」(デューク・エリントン・バレエより)
アルタンフヤグ・ドゥガラー
15「チーク・トゥ・チーク」
草刈 民代、ルイジ・ボニーノ
休憩20分を含めても2時間20分程度のそれほど長くない作品でした。
僅か7名のダンサーでも十分楽しめる公演を企画した草刈さんにまずは敬意を。
男性ダンサーはみんなよかったですが、特に大ヴェテラン、ボニーノ氏の名人芸が。
(以前日本バレエフェスで拝見して、もう一度観たかった「ティティナ」と「小さなバレリーナ」が上演されたのが嬉しかったです)
後、アル君(長いので略した)も相変わらずいいですね。(また牧で彼の踊る『ピンク・フロイド・バレエ』とか『デューク・エリントン・バレエ』を観てみたいな)
中国の新進バレリーナ、ワン・チーミンさんの小顔とスタイルのよさにもびっくり。(綺麗な踊りをする女性です)
そして草刈さん、(やっぱりやや下半身と脚が弱いかなと思ったけど)華麗な舞台姿です。(「ランデヴー」の妖艶な「運命の女」の美しさにうっとり)
ラストのボニーノ氏との華やかで小粋な『チーク・トゥ・チーク』に続いてダンサー総出演の楽しいフィナーレが。(素敵だったです)
当日券で諭吉様の出費はやや痛かったですが、観に行った甲斐はありました。楽しい一夜をありがとうございました。
終演後に「アジエンス」(公演スポンサーでもある)から小奇麗なパッケージに入ったサンプルを頂きました。今度使ってみよう。
…プティ氏って60年以上にわたって精力的に振付を続けてるんだな…。(今回の演目で一番古い『ランデヴー』が1945年作品だし)
追記:2006年のブログからです。何度か書いてるように草刈さんについては(特にクラシックバレエでは)技巧の弱さが気になってたのですが、こういう作品ではとても素敵でした。
(このときは演目に入ってなかったけど)『若者と死』での若い娘=死の女神ではこちらの背中が寒くなるほど冷ややかで美しかったし(まるで氷の中の薔薇を見るようでした…)。
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント