目覚めたら、風は強いけど天気は悪くないようで何よりです。
本日は五反田まで、牧阿佐美バレヱ団の「リーズの結婚」を鑑賞に行く予定なんで。
(本物の可愛いポニーちゃんが舞台上に登場したり、着ぐるみのニワトリちゃんたちが楽しい踊りを披露したりの面白くて見所満載の作品。全幕ものとしてはかなり短い方で、上演時間は休憩込みで2時間程度です)
菊地さんが故障で出られないのは残念だけど、京當さんの「コーラス」役も結構楽しみです。(前回は日程が合わなくて見られなかったんで)
(3月7日マチネ、五反田ゆうぽうとホール)
演出・振付 サー・フレデリック・アシュトン
原作 ジャン・ドーベルヴァル
作曲 フェルディナン・エロール
脚色・編曲 ジョン・ランチベリー
美術 オズバード・ランカスター
指揮 デヴィッド・ガルフォース
管弦楽 ロイヤルメトロポリタン管弦楽団
リーズ(シモーヌの一人娘) 青山季可
コーラス(リーズと恋仲の若い農夫) 京當侑一籠
シモーヌ(未亡人で裕福な農園主) 坂爪智来
トーマス(金持ちのぶどう園主) 本多実男
アラン(トーマスの息子) 篠宮佑一
村の公証人 加茂哲也
公証人の書記 鈴木直敏
若いおんどり 中島哲也
めんどりたち 森脇友有里 吉野亜祐美 米澤真弓 菅原梅衣
リーズの友人たち
木靴の踊り 坂梨仁美 日高有梨 海寳暁子 佐々木可奈子
柄本奈美 加藤裕美 茂田絵美子 織山万梨子
村娘 館野若葉 貝原 愛 山中真紀子 土岐みさき
大野智子 杉本直央 北中玲名 大川きづな
宮原由后 鈴木真琴 柳川真衣 福士綾弓
農夫 塚田 渉 徳永太一 今 勇也 邵 智羽
石田亮一 ラグワスレン・オトゴンニャム
藤井 学 小針 亮 濱田雄冴 松田耕平
枌谷 聖
フルートボーイ 細野 生
第1幕1場 農家の中庭
第1幕2場 麦畑
第2幕 農家の中
(あらすじ)
裕福な農園の一人娘、リーズには相思相愛の恋人、ハンサムな若い農夫のコーラスがいるが、母親のシモーヌは彼女をやはり裕福なぶどう園の主人トーマスの息子、アランと結婚させようと企んでいる。
ところがこのアラン、赤い傘をいつ何時でも手放さないという些か頭がお花畑の男の子だった…。
すったもんだの末、友人たちの助けもあってリーズとコーラスは晴れて結婚を許され、母親シモーヌや友人たちも二人を祝福する。
当然トーマスは激怒して、途方に暮れるアランを連れて立ち去ってしまう。
賑やかな祝宴が終わって人々が立ち去ったあと、無人になった母屋に窓から侵入する人影が…。それは命の次に大事な?赤い傘を取りに戻ってきたアランだった。
初日のマチネは初役や若手中心のキャストでした。
何せ、アラン役の篠宮さんはまだ十代(2007年秋のダンス・ヴァンテアンのとき確か16歳で、『平成生まれか…』と驚いたのも記憶に新しい)だし、シモーヌお母さん役の坂爪さんも二十代前半だし。
プロフの写真では結構イケメンな篠宮さんのアラン、真っ赤なほっぺにパッチリお目目、実に可愛らしかったです。
坂爪さんのシモーヌお母さん、初役であそこまで貫禄が出せれば大したもんです。木靴の踊りも演技も愉しませてもらいました。
初役で忘れていけないのは、やはりタイトルロールのリーズを華やかに可愛らしく踊り演じた青山さん。細かいステップやリボンを使った踊りなどもよかったです。
リーズの恋人・ハンサムな農夫のコーラス役の京當さん(彼は二回目のコーラス役)は、長身で舞台映えするイケメン君なんで観る前から期待してました。爽やかな好青年でなかなか素敵でした。
終演後、ゆうぽうとのロビーで菊地研さんらしき青年(一瞬のことだったのであまり自信はない)とすれ違いました。今回の故障による主役交代は実に残念だったけど、今後の舞台に期待してます。
牧阿佐美バレヱ団「リーズの結婚」(3月8日マチネ、五反田ゆうぽうとホール)
リーズ(シモーヌの一人娘) 伊藤友季子
コーラス(リーズと恋仲の若い農夫) イヴァン・プトロフ(英国ロイヤルバレエ団)
シモーヌ(未亡人で裕福な農園主) 保坂アントン慶
トーマス(金持ちのぶどう園主) 本多実男
アラン(トーマスの息子) 宮内浩之
村の公証人 加茂哲也
公証人の書記 鈴木直敏
若いおんどり 中島哲也
めんどりたち 森脇友有里 塚田織絵 小松見帆 安部里奈
リーズの友人達
木靴の踊り:橋本尚美 吉岡まな美 笠井裕子 坂本春香
田中祐子 奥田さやか 小橋美矢子 竹下陽子
村娘 舘野若葉 渡辺悠子 貝原愛 又吉加奈子
山中真紀子 藤原まどか 大野智子 野口かほる
杉本直央 鈴木理奈 今井真彌子 小塚悠奈
農夫 塚田渉 徳永太一 今勇也
邵智羽 石田亮一 ラグワスレン・オトゴンニャム
伊藤隆仁 藤井学 依田俊之 高 鴿 濱田雄冴
フルートボーイ 細野生
今日も実に楽しかったです。
ほっそりと可憐な容姿の伊藤さんは、表情豊かにリーズを演じ踊り、ゲストのプトロフとの息もぴったり。(彼女の場合全幕ものだと時折スタミナ不足が気になることがあるのですが、2幕仕立てで短めのこの作品の場合、それは全く気になりませんでした)
プトロフは初見でした。周りから浮きすぎずパートナーを立てるなかなかいいゲストダンサーで、ハンサムで人気者の青年でチャーミングでした。
アントンさんのシモーヌ母さんはもう名人芸の域でしょう。貫禄も喜劇風味もたっぷり。宮内さんのアランも何とも可愛いです。
脇のダンサーで特筆しておきたいのが、農夫たちの一人だった塚田さん。踊りもしっかり、存在感もあって自然に農夫たちのリーダー格分に見えますです、ハイ。
リーズの友人たちは、主役級(田中さんとか笠井さんとか吉岡さんとか橋本さんとか)が混じってて流石に皆さん上手で綺麗です。(橋本さんのにこやかさが実にいい)
実に楽しい2日間でしたが、牧の次回公演まで間が空きすぎのような…。祭の後の一抹の寂しさを感じました。
次は7月の「ジゼル」、私は伊藤さんの日を観に行く予定です。(見た目からして彼女はジゼルに似合ってそうなので楽しみ)
追記:2009年のブログからです。(2つの記事を再構成)
牧のレパートリーでは大好きなものの1つで、「白鳥」、「三銃士」とこの作品のうちどれか2つは毎年でも観たいくらいです♪
…キャストには今はKにいる篠宮くんとか、NBAに移籍した宮内くんとか、ある意味懐かしい名前がちらほら。
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